一般的には給料が高いイメージのパチンコ店ですが、高いからこそキツい仕事内容なんじゃないかな?と思われがちみたいですね。
どんなお仕事でも最初は大変です。パチンコ初心者には分かりにくい作業があるかも知れませんが、慣れてしまえば大した事はありません。
ここではパチンコ店で働く社員の仕事内容を紹介します。
正社員の仕事内容はこんな感じ
アルバイトの管理・教育

ホール業務の大半はアルバイトスタッフで回っていて、そのアルバイトスタッフの管理を社員が行ってます。
アルバイトさんの勤怠管理やシフト作成など行い、営業が上手く回せるように進めていきます。
アルバイトの仕事内容は正社員が把握していなければいけません。新人アルバイトには社員が付き添って業務を教えていきます。
また、新人アルバイトが入社した時に行われる研修などは、社内の社員で行っているお店もありますが、外部講師にお願いをして対応しているパチンコ店もあります。
トラブル対応

台の機械トラブルやお客様からのクレーム対応、また社内のアルバイト同士のトラブルなども対応します。
簡単なトラブルは平社員で対応し、警察沙汰のトラブルや平社員では手に負えないトラブルなどは、役職者に代わって対応します。
発注業務

台の部品の発注から事務所の備品まで、在庫を確認しながら注文していきます。
簡単な注文は平社員が行いますが、台の注文(主に店長の仕事)・告知物のポスターデザインなどは役職者が注文します。
景品カウンターの在庫管理はカウンタースタッフが行っているので、余り玉のお菓子や備品などは、カウンタースタッフの方が注文しています。
新台購入の手続き
新台選びは本部の営業幹部の方と各店の店長で、どんな台を購入するのかミーティングを行い判断します。台のメーカーの展示会などに参加したり、競合他社と設置台を比較したりして営業戦略に合った台を選んでいきます。
購入手続きなどは店舗に在籍している役職者の仕事です。購入申請などを作成したり、警察に書類を提出して営業許可をもらいます。
新台入替の作業や準備

台の納品は入替日の前日だったり、事前に数日前にお店に納品されたりします。
入替作業は閉店後に行われる事が多く、少ない台数の入替の場合はお店のスタッフ(アルバイトも含め)で行い、だいたい1~2時間で終わります。
台数が多いと従業員だけでは間に合わないので、台の設置を業者に頼む事もあり、終わるのに明け方までかかる事もあります。
台を設置してもその後に釘の調整や、試し打ちなどをして新台のデータを取る事があるので、入替は「作業の段取り」がとっても重要です。
閉店後に入替作業を行い、次の日朝から新台入替として開店する時も稀にありますが、だいたい次の日は公休日を設定していて、公休日には新台入替の開店に向けて細かい準備をします。
データチェック

毎日時間を決めて役職者が台のデータをチェックしています。
パチンコ店はホールコンピュータで台のデータを管理しているので不正が無いか、など気になる台の差玉を確認したりしています。
台に何か異常が発生すれば、ホールコンピュータから従業員に分かるアナウンスなどで知らせてくれるので、全てホールコンピュータが管理してくれるので安心です。
売上管理

お客様が台で遊技されたお金を回収する現金回収を、夕方と閉店後に1日2回行ってます。売上が少ない日などは1日の売り上げを、閉店後に回収します。
閉店後にパチンコ店の収支合わせで現金を数えるのですが、合うはずの現金が合わない時には社員全員で必死に原因を探します。
誤差がプラス・マイナスで合わない時には、管理部よりメッチャ怒られ、その上その時の役職者が始末書を提出しなければいけません。閉店後に行う売上管理の担当社員はいつもドキドキしながら行ってます。
正社員の仕事、これだけは知っておきたい!
環境は違えど一般的な会社の仕事内容と、パチンコ店の社員の仕事は同じという事が分かりましたが、パチンコ店の正社員の仕事をする上で、これだけは知っておきたい!と思うメリット・デメリットをまとめてみました。
メリットは?

給料が高い
一般的な仕事と比べると、給料はソコソコいいと思います。福利厚生もきちんとしてますし、残業もきちんと付きます。
有給は取りやすい
社内の温度もあるかと思いますが、昔は有給を消化しずらい環境でしたが、現在は逆に消化していないと本部から怒られるほどになり、有給を取りやすくなりました。
体の負担が無くなった
昔はホールスタッフの仕事は玉運びがメインなので、腰に負担がかかったりして体を壊す事が多かったんですが、現在は各台計数機のシステムを導入している店舗が多いので、腰を悪くする事が減りました。
たばこの煙が気にならない
2020年4月より「改正健康増進法」により店内が禁煙となりました。非喫煙者にとっては働きやすい環境になりました。従業員休憩所も原則禁煙となってます。
冷暖房完備
ホールスタッフは忙しいと走り回ったりして暑く、また駐車場点検などの作業で多少店外の出入りはありますが、基本働く環境は冷暖房完備です。
デメリットは?

ボーナスや退職金は安い
毎月の給料が若干高い分、ボーナスは低いと言われてます。この業界をまだ辞めた事が無いので分かりませんが、退職金は平均より少ないと聞いてます。
パチンコ業界は遅れている
閉鎖的な業界ではあるので一般的な会社で「普通」である事が、パチンコ業界では追いついていない所もあります。ま、ブラック業界と言われた昔よりは、だいぶまともになりましたけどね。
気に入られた人が昇進する
どこの会社でもあるのかも知れませんが、昇進システムは意外と適当です。努力は報われず気に入られたモン勝ちなトコあります。
女性はデメリットが多い
女性社員の男女比率が9:1くらいの会社は要注意です。女性社員はいくら頑張っても日の目を見る事ができず、肩身の狭い思いをしながら働く事になります。
女性がパチンコ業界で働きたい場合には、女性の事を理解してくれる会社のパチンコ店を選びましょう。
まとめ
パチンコ店で働く社員の仕事内容を、簡単に紹介しましたがイメージできましたでしょうか?
覚える事はたくさんありますが、パチンコ店のお仕事はそんなに難しくありません。
また、パチンコ業界は体力勝負の男社会の業界なので、女性にはキツい作業があるかもし知れません。しかし男社会の業界とはいえ、女性ならではの活躍できる場面もたくさんあります。
パチンコ業界で働いてみよう!と考えている方、是非参考にしてみて下さい。